お嬢様の婚約者について、愛知県の60代親御様より結婚調査の依頼をお受けしました。
お話を伺いますと「娘の婚約者について、どうも不審な点があると感じていますが、娘は婚約者をかばうのか詳細まで話したがりません」ということです。
私共で婚約者について結婚調査を実施した結果、資産とされる不動産は既に競売に掛けられ、親・婚約者共に多額の借金を抱えていることが判明しました。
また、婚約者の素行につきましては、お嬢様以外にも親密な関係にある20代女性が1名いるなど、聞かされていた話とは随分違った事実が次々と浮上しました。
気の毒なことにお嬢様は妊娠していましたが、婚約者と親は揃って中絶を勧め、それにともなう費用は一切支払わないと開き直ったようです。
私共はその話を受け、元検事であるベテラン弁護士をご紹介しました。
実に残酷な話であり、ご両親はお嬢様以上に許せない思いでいらっしゃることは容易に想像が出来ます。
この不実な婚約者をこのまま許す訳にはいきません。
ボロボロと涙を流すお嬢様を前にして、何も気の利いたことは言えませんでした。
「あんな不誠実な男と結婚しなくて本当によかった」と心から思える日が必ずやってくることを、今度こそ誠実で思いやりのある男性と巡り会い、お嬢様がたくさんの幸せを掴んでいただけることを願っております。