名古屋市の女性より、ストーカー調査の依頼をお受けしました。
お話を伺いますと「数年前、ある男性とトラブルになってから日に日にスト-カー化したので、警察と弁護士に依頼をして相手は処分を受け、解決したものと思っていました。ところが、数日前に突然その男が私の前に姿を現しました。すぐにその場を立ち去りましたが、怖くてたまらず、身体の震えが止まりませんでした。その直後に知らないアドレスからメールがきて『連絡がなければ会いに行く』という内容と私の個人情報が書かれており、やむなく待ち合わせをすることになりました。以前にお願いした弁護士に相談をしたところ『相手が同じ相手なら刑事告訴できる』と言われましたが、同一人物という証拠がありません。相手を特定してストーカー行為を受けている証拠がないと、警察も弁護士も助けてくれないと思うのですが……」ということです。
このようなご相談を前日にお受けし、探偵3名でスタンバイしましたが、当日朝に急遽、警察が動いてくれることになりました。
念のため、ご相談者の安全を確保する為にGPSを鞄の中に忍ばせていただき、探偵は待ち合わせ一時間前に張り込みを開始しました。
ご相談者が待ち合わせ場所に立ちました。
すると、しばらくしてストーカーと思われる男が車両で現れました。
ご相談者が車両に歩み寄ると車内よりドアが開き、ご相談者は助手席に乗りました。
そこへ警察の男性捜査員4名と女性捜査員1名が車両に近付き、捜査員3名がご相談者を保護、他男性捜査員2名によりストーカー男性は警察署へ連行されました。
今回のケースは、過去に刑事罰を受けたストーカーによる再犯であった為、警察による積極的な対応によりストーカーは無事確保されました。
通常は「ストーカー被害に遭っている」と訴えても、実際の証拠が揃わなければ対応してもらえません。
被害に遭ってからでは遅いのですが、ストーカー被害を解決する為には、まずはストーカー行為の証拠を残し、ストーカー相手を特定することから始めなければなりません。